投稿

4月9日(水)新入生オリエンテーション

イメージ
昨日入学した1年生と在校生が初対面しました。生徒会本部を中心とした在校生が委員会活動・部活動の紹介を行いました。 1年生のみなさんの中には部活動を楽しみにしていた人がいると思います。小学校ではクラブ活動がありましたが、中学校の部活動はクラブ活動とは違い、運動部は大会があります。地区予選から始まり、県大会、関東大会、全国大会までつながる大会もあります。文化部でもコンクールや作品展などがあります。 目標をもって活動できると、はりあいがもてるでしょう。 学校は力を付ける場です。「授業」で力を付ける場です。学校はそのように設計されています。その設計図を教育課程といいます。教科等の学習、行事の取組、清掃、給食、生徒会活動などは授業に位置付きます。 部活動は教育課程から「外れる」活動です。ですから「部活動が大変だから授業に集中できない。」「部活動が大変だから勉強がはかどらない」では困ります。部活への期待を高めて参加してみようと考える皆さんだからこそ、このことは覚えていてほしいのです。 私は長い間、顧問として水泳部を受け持ちました。部員に対しては「応援されることの価値」を伝え続けました。技術指導よりもそのことばかり言っていた気がします。どんな形でもいいので、応援される人になろうと。きちんと授業に臨む人、学校生活を送れる人、誰かの役に立とうとする人は・・・応援される人です。 実際にオフシーズンのときにすすんで校内の落ち葉掃きをしたり、重いものを運ぶ姿を見かけたときは進んで手伝いを申し出たり、なぜか体育祭の記録集計を楽にするマクロを開発したり・・・泳ぐこと以外で得意なことで誰かの役に立とうとする部員が一人二人と育ちました。 「水泳部のおかげで助かった」「水泳部の〇〇にお礼を言っておいて」「学校背負って頑張っているねぇ」等の言葉や励ましを先生や生徒や保護者からもらうと我がことにように嬉しかったことを記憶しています。 やってみたい続けてみたい部活動。運動でも文化活動でもいいですがそうした活動に気持ちよく本気で取り組むためにこそ、授業に本気で取り組むんで欲しいのです。そして、ささいなことほど真剣に取り組む姿に人の心は動きます。 「応援したいなぁ」と。 中学校では生徒会活動もあります。本日の会も、生徒会執行部を中心に進めました。委員会活動も生徒が中心となり自主...

4月8日(火)第1学期始業式、第44回入学式

イメージ
春らしい陽気になりました。満開の桜が本校を訪れるすべての方々を出迎え、祝福します。本日、令和7年度始業式並びに第44回入学式を滞りなく行うことができました。 入学式の中で新入生に次のような話を私からしました。在校生の皆さんも確認ください。 (以下抜粋) 初々しい皆さんに、これからの中学校生活をより充実したものにするため、私から二つのお話をします。 一つ目。中学校は「大人になるための学校」です。中学校は、義務教育を終える学校です。終えたあとの進路は、あなたの責任の下、あなたが選択します。就職する人もいます。中学校の卒業とは社会にでるための、そして大人になるための大事な一歩なのです。したがって、中学校は大人になるための学校なのです。大人として必要な最低限の「学力」や「約束事」を身に付ける学校です。だから小学校でいいと言われたことでも、中学校では「だめ」と言われることがあります。また、量や質が変わるため、小学校のとき以上に学習を自分で管理・調整することが要求されます。大人になって困らないように、やってはいけないことは「やめなさい」と言います。大人になって困らないように、あらゆる手を講じて学びに向かう力を育みます。生半可な状態で大人になられては困るのです。なぜなら、未来を、そして民主的な社会を形作る主人公は皆さん一人一人だからです。 二つ目。皆さん「自分」という存在がいよいよ大きくはっきりする時期を迎えます。人と自分との違いに気付き、思い悩む時期です。この時期を健やかに過ごすために、折に触れて「わたしは大切」と自分に言い聞かせてください。 「わたしは大切」だから、貪欲に学ぼうとする意欲が湧く。 「わたしは大切」だから、挑戦をいとわずに、心と体を鍛えることができる。 そして「わたしは大切」だから、人を敬い、人にやさしく寄り添うことができる。 九世紀初頭、真言宗を開いた空海は「自利利他(じりりた)」を説きました。 自利とは自分が幸せになること、そして利他とは相手を幸せにすることです。自分と他人とのつながりを軸に据え、「修行によって自分も救われ、相手も救われる」と考えたのです。空海は真の利他を為すためには自己を深めよと説きました。 空海に学び、「自利を以て利他を為す」を私は宗岡第二中が目指す学校像としました。みなさんが社会で活躍する力と感度を付けるに当たり、「...

4月1日(月)令和七年度初日

  令和七年度志木市立宗岡第二中学校が始まります。そして宗岡せせらぎ学園が始動します。ここのところ雨が降り続いています。浄土真宗の僧侶であり教育者でもあった東井義雄先生は、「雨がふってもブツブツ言うまい。雨の日には雨の日の生き方がある」とおっしゃっています。雨の日があれば、「雨のおかげでこんな良い一日にしていただきました」と、しっかりと雨の日を受け入れる器量を自分の中に育てていきたいと思います。校長三年目、伊藤大輔と申します。本年度もよろしくお願いいたします。

3月26日(水)3月前半・後半の給食献立です。

イメージ
 

3月26日(水)令和六年度修了式

  本年度の最終日。 保護者・地域の皆様、一年間本校をお支えいただきありがとうございました。 本日生徒を前に話したことを掲載します。 早いもので、今年度も今日で終わります。先日3年生が無事卒業しました。卒業証書授与式を行うにあたり、1・2年生のみなさんに会場の設営などの準備を手伝ってもらいました。みなさんのおかげで凛とした、そして温かい式を行うことができました。また、3年生を送る会では、1・2年生ともにすばらしい発表と合唱で卒業生に思いの丈を届けました。この先の宗岡二中を安心して後輩に託せると感じたはずです。 さて、1年間が終わりを迎えるわけですが、それぞれの1年間をどのように過ごしてきたか、振り返りましょう。中学校に入学したとき、或いは2年生になったときに、立てた目標。「勉強をやるぞ!部活動頑張るぞ!」などの目標はどの程度達成できたでしょうか。自己診断してみて下さい。 勉強をするつもりが、授業中集中が途切れたり、居眠りをしたりしていませんでしたか?部活動を頑張ると言って、自分中心に考えるようになっていませんか?また、尊敬される先輩になりたいと思いながら、自分が目立つことばかり考えていませんでしたか。或いは、友達を大切にすると言いながら、他人への押しつけや仲間以外の人の悪口などを言っていませんか?どうでしょう?心に思い当たることはありませんか?人間は弱いのです。自分の思ったとおり、考えていた通りに簡単にはなりません。また、目標を立てても時間とともに気持ちが薄れて周囲の雰囲気に流されてしまう。でも、弱さの自覚がある人は強い。自分を冷静に見つめる人です。自分を見失わず強い意志を持って生活する人です。自分の思いを貫き、目標に向かって前進できる人です。いったい、どんな人を指すのでしょうか? わたしなら、こう答えます。 「わたしは大切、あなたも大切」と自ら言い聞かせ、これを実践する人である、と。ここでいう「実践」とは、「当たり前のことを、当たり前にやる」ことに他なりません。当たり前のことは、やれて当たり前と思われがちなことです。たとえば、人と会ったらあいさつする 時間を守って生活する 授業を真剣に受ける 掃除をしっかりやる 人を不快にしない装い(服装や髪型)で生活する 時と場所に応じた言葉をつかう などです。どれも人と人が営む社会で「...

3月14日(金)第四十三回卒業証書授与式

不謹慎かもしれませんが、学ぶことを山登りに喩えると、「卒業証書授与式」は長い道中でふと立ち止まる瞬間と私は捉えています。山に登ると、見晴らしの良い場所で立ち止まりたくなります。眼下に広がる町並みを眺めるとき、あるいは遥かにそびえる山並みを仰ぐとき清々しい気持ちになります。ふと我に返るとここまで来た道と変わらない階段が上の方に続きます。ちなみに英語の「卒業」 graduation は、「階段」を意味するラテン語 gradus に由来します。「段々と」の gradually も同じです。「学び続ける限り、一生こんな感じで登っていくのだろうか?」「山頂に近づくと、どんな景色が見えるのだろうか?」学校は、そんな疑問や不安に駆られる登山者に寄り添い、頼られるシェルパの役割を果たす存在でありたいとつくづく思います。 3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

3月12日(水)3月前半の給食献立です。

イメージ