当日、お話した内容を掲載します。みなさんは、こまを上手く回せますか? 新年あけましておめでとうございます。令和7年は巳年です。これまで努力してきたことが実を結びはじめる年だといわれています。蛇は脱皮をすることから、新たな挑戦や変化に前向きになるといわれています。変化をいとわず、何事かに挑む年にしたいですね。 今日は「独楽(こま)」の話をします。 「こま」と言ってもいろいろな種類があります。叩きごま、貝(ばい)ごま、唐(とう)ごま、銭ごま、鉄銅(かなどう)ごま、全国各地の郷土ごまなどなどいろんな形があります。 また、「ゆびでひねる」「手のひらで回す」「ひもをつかう」「専用の道具を使う」など回し方のバリエーションも豊富です。中には回りながら音のなるコマや形が変わるコマもあります。 「こま」と言ってもそれぞれ個性があるのです。 みんなと同じです。どれが、または誰が一番というものではありません。「こま」であれば、その「こま」らしく回ることができればよいのです。みんなも一人一人に個性があるので、自分らしさを発揮してほしいと思うのです。 でも、まだ自分は何が得意なのか、何が好きなのか、何をやりたいのか、自分らしさと言われてもわからない人も多くいると思います。心配いりません。みなさんには学ぶ場があります。宗岡第二中学校があります。学校でたくさんのこといろいろなことを勉強することで、自分のやりたいこと、自分らしさを見つけてほしいのです。わたしは大切。自分の可能性を自分の力で探り当ててほしいです。 もう一つ考えたことがあります。「こま」は自分だけでは回ることができないのです。誰かに回してもらわなければなりません。みんなに自分らしさを発揮してほしいと話しましたが、自分だけで輝くのはなかなか難しいものです。周りの人に手伝ってもらう、教えてもらう、励ましてもらうことが大切です。 周りの人と言うのは、家族であったり、友だちであったり、地域の方々であったり、学校の先生方であったり、習い事の先生たちであったりたくさんいるはずです。その周りの人たちに励まされ、勇気づけられて皆さんは輝き続けることができると思うのです。あなたも大切。ですから、いつも周囲への感謝の気持ちを忘れてはいけないのです。 また、逆にみんなが仲間を励まし、勇気づける場面もたくさんあるはずで...