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3月14日(金)第四十三回卒業証書授与式
不謹慎かもしれませんが、学ぶことを山登りに喩えると、「卒業証書授与式」は長い道中でふと立ち止まる瞬間と私は捉えています。山に登ると、見晴らしの良い場所で立ち止まりたくなります。眼下に広がる町並みを眺めるとき、あるいは遥かにそびえる山並みを仰ぐとき清々しい気持ちになります。ふと我に返るとここまで来た道と変わらない階段が上の方に続きます。ちなみに英語の「卒業」 graduation は、「階段」を意味するラテン語 gradus に由来します。「段々と」の gradually も同じです。「学び続ける限り、一生こんな感じで登っていくのだろうか?」「山頂に近づくと、どんな景色が見えるのだろうか?」学校は、そんな疑問や不安に駆られる登山者に寄り添い、頼られるシェルパの役割を果たす存在でありたいとつくづく思います。 3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。
7月20日(木)終業式
70日間の1学期が終了しました。終業式では代表生徒5名が今学期を振り返るとともに、来学期に向けた抱負を語ってくれました。しっかりと原稿を準備し堂々と発表していました。私からは夏休みの意義や小中一貫教育学園名の最終候補等についてお話しました。 「『 自分は大切。でも、相手はもっと大切。』ということに拘ってほしい。」1学期初日、 始業式及び入学式で生徒の皆さんに私から伝えたことです。これは平和で民主的な学校を築くための指標だと捉えています。今日のような節目の日に、この指標を思い浮かべて実践できたかどうかを振り返っていただきたいと心から願います。皆さんそれぞれが成果のある夏休みを過ごすことを期待しています。8月29日に笑顔で再会しましょう。 さて、平和で民主的な社会の担い手を育てる学校の役割は学校だけの力では果たせません。保護者の皆様や地域の皆様の支えのおかげで成り立っています。日々のご支援・ご協力のおかげで本日無事に終業式を迎えられましたことに改めて感謝申し上げます。