2月13日(火)~14日(水)3年生による学年末テスト

 

3年間の総復習を兼ねたテストを実施しました。受験(受検)当日を念頭に置いたシミュレーションとして活用する生徒も多くいたようです。時間配分等に心を配りながら入試本番さながらに真剣な表情で取り組む姿が印象的でした。突然ですがそもそもテストはなんのためにあるのでしょうか?答えはシンプルです。それぞれの教科がめざすところの「力」を付けるためです。

本来、こうした力は自分で付けるべきだというのが私の意見です。よしあしを判定する基準を育てることができれば、自分で教科の力を付けられるはず。

けれど、これは理想です。簡単なことではありません。そもそも人間の心はふれ幅が大きいものです。自分を甘やかしすぎる人がいたり、自分に厳しすぎたりする人がいたり、いつでも冷静に自分を見つめられる人もいたりします。さらに一人の人間の中にあっても、ある分野では甘く、ある分野では厳しく、ある分野ではちょうどよく評価するといったことも起こります。

こうした課題を克服することは学校の役割の一つです。みなさんの成長具合(発達の段階といいます)を考慮に入れて、学習する中身・時期・方法などの計画を立てます(カリキュラムといいます)。定期的に行われるテストもこの計画に位置付けます。テストの中身は担当する先生がみなさんの状況を考えて作成します。目的は、その教科がめざすところの「力」を付けることです。

もちろん、その力はテストだけでは付きません。教員はテストも使って皆さんが力を付ける手助けをしているのです。学習する人だけでは成し得ない、その人の現在地をその人に成り代わって判定しているのです。

前から繰り返していますが、だからこそテスト問題を大事にしてほしいのです。テストを課す教科の先生方が考えに考え抜いた問いを無駄にしないでほしいのです。点数が取れた人も取れなかった人も、定期テストの問題に繰り返しチャレンジすることで力を付けてほしいのです。

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